課題解決事例005 コラム

店舗のガラスをひと工夫 マルシェのような開放感を再現

転載元:TOPPANホールディングス株式会社
TOPPAN SMART DEVICESより転載。本記事はTOPPANホールディングス株式会社より許諾を得て掲載しています。

今回はKTXアーキラボ ヘッドアーキテクトの建築デザイナー松本哲哉氏へのインタビューです。
松本氏は世界各国でデザインアワードの受賞歴を持っており、2023年3月にオープンしたスーパーマーケット、ヤマダストアー新青山店様(兵庫県姫路市)の設計に携わられました。
その中で店舗のガラス(外窓)にLC MAGICを採用いただきました。

本インタビューでは松本氏に店舗のガラスにLC MAGICを採用いただいた経緯とご感想を伺いました。
(インタビューは2023年4月実施)

直射日光から生鮮食品を守りつつ、光はしっかり取り入れる。スマートウィンドウ「LC MAGIC」で実現した海外のマルシェのような開放感

1)LC MAGICを採用いただいたのは、どのような場所でしょうか?
松本氏
ヤマダストアー新青山店様の建物正面及び吹き抜け部の日射ガラスです。
普段は透明で、直射日光が当たるとセンサーが反応してすりガラス状になる、自動制御システムになっています。この店舗はガラス面が広いのが特徴ですが、デザインとして「何か面白い設計を」というクライアント様のご要望にお応えすべく、ヨーロッパのマルシェ(屋外市場)のような雰囲気の中でお買い物を楽しんでいただける空間をイメージして、ご提案させていただきました。

2)LC MAGIC採用の経緯と、実際の使用方法についてお聞かせください。
松本氏
生鮮食品を扱っている店舗なので、直射日光をいかに防ぐかという点は大きな課題でした。当初は、電動のロールスクリーンやブラインドを使う案も出ましたが、美観的にできればつけたくありませんでした。
そこで他の方法を探っていたところ、ガラス加工メーカーさんからLC MAGICをご紹介いただき、採用を決めました。
実物は二重ガラス構造(複層ガラス)で、内壁側のガラスの内面にLC MAGICを、外壁側のガラスの内面に輻射熱を抑える金属膜(Low-E膜)を形成しています。
また、建物正面のガラスは上下3段に分かれており、段ごとにセンサーが取り付けてあるため、直射日光を感知した段から1段ずつすりガラス状に変わります。
これにより、生鮮食品の鮮度の問題はもちろん、その他の商品の退色の問題も防ぐことができました。
お店のスタッフの方々からも「自動制御システムなので管理がとても楽で安心だ」というお声をいただいています。

3) 初めてLC MAGICを採用いただいた感想をお聞かせください。
松本氏
当初、運搬や施工の際にLC MAGICが傷つきやすいのではないかと心配したのですが、これも二重ガラス構造(複層ガラス)にすることで解決しました。
我々は国内外でガラス張りの店舗を数多く手がけていますが、ガラスを多用すると、様々な問題が発生しがちです。
たとえば、直射日光がたくさん入る構造だとどうしても室内の気温が上がり、エアコンの効率が悪くなることがあります。
今回その点もLC MAGICを使った二重ガラス(複層ガラス)にしたことで解決できました。
結果的に、十分な太陽光を取り入れるデザイン性と、直射日光や輻射熱から商品を守る機能性の両方を実現できたと感じています。

採用店舗ご紹介 ヤマダストアー様

ヤマダストアー様は、兵庫県南西部を中心に県内8店舗を展開するスーパーマーケット です。
(2023年5月現在)
地元生産者の方と直接取引した生鮮食品や、自然食品・オーガニック製品の販売を行っています。

ここまでインタビューをご紹介してきました。
店舗経営者の方、店舗をデザインをされる建築士の方など、ご参考にしていただければ幸いです。

施工写真:河野 政人 / ナカサアンドパートナーズ

また、LC MAGICは店舗のガラス以外にも様々な場面で採用されております。

ご紹介した製品はこちら

LC MAGICは、液晶調光フィルムです。電気のON/OFFで、透明/不透明を切り替えることができるので、ブラインドやカーテンにかわるスマートウィンドウとしてご利用いただけます。

*LC MAGICは、TOPPAN株式会社の登録商標です。